もうすぐバレンタイン!
足立区で健康宅配牛乳をお届けさせていただいている大田乳業です。
一段と寒いこの冬です。2月になるとほっと心をあたためてくれるのが
バレンタインチョコレートのプレゼントですね。
ここ数年から注目されているのが、チョコレートに含まれているカカオポ
リフェノールの健康増進効果です。
体内に過度に発生した活性酸素は、様々な病気の原因になりますがカカオ
ポリフェノールがその働きを抑制して除去する抗酸化作用があり動脈硬化
や老化予防、日々の健康維持、などに役立ち身体的ストレスにも有効なん
だそうです。
バレンタインだけでなく、日々の食事のあとのデザートにチョコレートを
食べるのはいかがでしょう。
【参考資料】明治のホームページより”チョコレートでおいしく健康に”
チョコレートで便通改善!?
便秘に悩む女性は日本国内に約320万人
厚生労働省の調べによれば、日本国内で便秘に悩む人は480万人にのぼり、そのうち約320万人が女性となっています。その傾向は20代以降60代まで続き、若年層のみならず幅広い年齢層で問題化しています。便秘状態はイライラや不快感、下腹部の張りや腹痛につながるなど心身に悪影響を及ぼします。また、便秘が引き起こす肌あれは、女性にとって生活の質(QOL)を下げる要因とも言えるでしょう。さらに、近年は国内で大腸がんの死亡率が急増しており、その原因のひとつに便秘があげられます。このような背景もあり、「便通改善」に働く成分に注目が集まっているのです。
【便秘の自覚症状を訴える人の割合】(単位:人口千対)
出展:「平成25年 国民生活基礎調査」(厚生労働省) ※グラフは同調査データを元に作成
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/16.pdf
※左グラフ(円グラフ)は「人口統計」(総務省)に基づき算出
カカオポリフェノールの実験で
新事実を発見!?
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、さまざまな健康効果が報告されています。平成26年には、愛知県蒲郡市、愛知学院大学、株式会社 明治により日本初となるチョコレート摂取の大規模研究「チョコレート摂取による健康機能に関する実証研究」も行われました。その実験では、カカオポリフェノールが血圧低下を促すことやHDLコレステロールを上昇することなどが実証されました。一方で、実験後に被験者から寄せられた「便通が改善した」という声は、カカオポリフェノールの健康効果では説明がつかないものでした。それがきっかけとなり、カカオに含まれる新たな機能性成分「カカオプロテイン」に着目した研究が進むことになりました。(※1)
世界初!カカオプロテインの抽出に成功
カカオプロテインは、カカオポリフェノールと同じく、チョコレートのカカオに含まれる成分。プロテインという名の通り、タンパク質の一種で、アルカリ水溶液を用いることで抽出に成功しました。難消化性のカカオプロテインの抽出は世界で初めての事例であり、実証実験を進めるうえでも重要なポイントになりました。
【チョコレートに含まれるカカオ成分】
カカオプロテインが
便通改善する仕組みとは
カカオプロテインは、便通改善をどのように行うのでしょう。それを説明してくれるのが、カカオプロテインの一部が難消化性の性質があるという発見でした。消化されにくいタンパク質は、摂取した後、小腸では消化吸収されず、そのまま大腸まで届きます。そして大腸に届いたカカオプロテインは便のもととなり、便のかさを増やすことができます。一方で、腸内細菌のえさとなり、整腸作用を及ぼすことも期待されます。
これまで便通改善の仕組みとしてよく知られていたのは、腸内細菌の作用によって腸の蠕動(ぜんどう)が促されるというものでした。しかし、今回の実験(※1)では便のかさを増すという効果も見つかりました。カカオプロテインによる便のかさ増し効果は、マウスを用いた実験でも裏付けられています。
【人工消化試験の結果】
人工消化試験の結果、カカオプロテインの一部は難消化性であることが分かる(※1)
現代型便秘には
「便のかさ増し効果」が有効
厚生労働省によれば、20代、30代女性の約5~6人に1人がやせ傾向にあるというデータがあります。若年女性の痩身志向は、1日のエネルギー摂取量を抑える傾向ともつながっています。これはつまり、現代型の便秘では、食べる量が少ないことにより便の量が少ないことが、便秘の原因と考えられ、「溜めない・詰まらせない」以前に、「(便の)かさを増やす」ことが重要な意味を持っています。カカオプロテインは、摂取することで、便のかさを増やす効果を持っており、便量の底上げに貢献することができるのです。
【やせの者の割合(20 歳以上、性・年齢階級別)】
グラフ:「平成25年 国民健康・栄養調査」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h25-houkoku.pdf
※グラフは上記Webサイトより転載
※1 帝京大学、株式会社 明治により、平成27年に行われた便通改善に関する共同研究「チョコレート摂取による腸内環境改善の探索的研究」のことです。